モーツァルトの商品化


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ザルツブルクは、モーツァルテウム音楽院やモーツァルテウムオーケストラ、またザルツブルク音楽祭などの、音楽系以外にもあらゆるところでモーツァルトを商品化しています。モーツァルトにちなんだ2つの住居は、毎日ものすごい数の観光客が訪れているし、その他お店関係もびっくりするほど多かったです。

一番の目玉商品はなんといっても” モーツァルトクーゲルン”というまんまるのチョコレートです。英語訳は”モーツァルトボール”というので英語に精通した人には非常にきわどい表現ですね。モーツァルトのX玉を食すという俗語的な意味に!下ネタ好きな方はぜひお土産にどうぞ!

様々な種類のモーツァルトクーゲルンがあります。すごい数!当たり前ですが全部モーツァルト!それにしても色んな顔がありますね~。

しかもどこのお店も試食を出していません。好みの顔とかで選ぶのか?私が思うに、このモーツァルトクーゲルンの味はアジア人にはあまり馴染みがないんです。中にはMarzipan(砂糖とアーモンドを混ぜたもの)が入っていて、これが私の主観ですが、マズイ。白とうすい緑のものです。感触もなんともいえずに微妙です。でも私の周りのドイツ人は好きみたいです。試食に出したらアジア人観光客からの売り上げが落ちそう。味ではなくブランドで売ってると思います。私が日本にいる家族や友達に買うなら上から4番目のモーツァルトクーゲルンかな。これが個人的に一番おいしく食べれました。
こんなパッケージのとか。↓

その他、モーツァルト チョコレートクリームのリキュールはたくさんの西洋人がお土産として買っていました。私はお酒が飲めないので分からないのですが、おいしいのかな?しかしこの形もモーツァルトボールですね~。なんで丸いのがモーツァルトの代名詞なんだろ?

私もドイツ人へのお土産にコレ買ったよ↓

ザルツブルクに行かれる際には一参考に!

 

有名なモーツァルトチョコ売り場はどこもこんな感じ。

 

モーツァルトのおみやげたち。モーツァルトアヒル。

 

パン屋モーツァルト

 

カフェモーツァルト。

 モーツァルトカフェに入ってみた。

 

上に乗ってるのがさっきおすすめしたモーツァルトクーゲルンだよ。

 
モーツァルトバー兼レストラン。

 

食べ物以外にも、なんでもモーツァルト。
モーツァルト香水。

 
モーツァルトアンティーク店。

 

メガネ屋アマデウス!?

 

なんというか、飽きないように(?)か、あらゆる種類のモーツァルトの顔が点在してますね。モーツァルトが写真のある時代に生きていたら、町中写真だらけになってたのかね・・。

しかしホントになんでもかんでもモーツァルトでした。まれにサウンド・オブ・ミュージックの地を旅しにザルツブルクに来る人もいると思いますが、完全にモーツァルトの影に隠れている印象です。いったいどれだけのザルツブルク住民が観光業とモーツァルト商品で食べているのでしょう。

 

Salzburg.WIKIによると、1991年9月にモーツァルトの商品化への抗議行動が起こったといいます。モーツァルト広場にたつ銅像が、一夜にして400台のショッピングカートで埋もれることに。


                          (Salzburg.WIKIの写真より)

派手にやってますが、銅像を傷つけないように気が配られています。事件の張本人である彫刻家、アントン・スヴァルトナーの意図は行き過ぎたモーツァルト崇拝と、とどまることを知らないモーツァルトの商品化をこのような行動で批判しました。しかし市民にものすごい非難を受け、すぐに撤去されてそれ以上大きくはならなかったそうです。

 

・・・でも、いいんじゃない?綺麗な街並みと川とお城と、とても雰囲気のよかった小さな町。第二次世界大戦によって多くの建物が壊れてしまったドイツに比べて美しく、またより古い建物が保存されていると感じました。・・・・私はモーツァルトの2つの家がなければきっと来なかったけど。来てよかったと思います。

 

観光客がにぎわう有名なゲトライデ通りです。