3.私の歯医者体験ミッション【ドイツ語読解B1】


これまで【歯】の2つのミッションをこなしたあなたは、歯に関する単語にだいぶ慣れてきたでしょう。

ここで、あなたの実際の歯医者での体験談をもとにドイツ語の作文を書いてみましょう。

経験談を語ることは、母語でも日常生活でたくさんしているはずです。

ドイツ語になっても経験を語れる語学力はコミュニケーションに必須。なるべくたくさん詳細に語れることがこちらの文化では好まれます。

ぜひこのテーマでも練習しておきましょう。

 

今回のミッション

誰しも歯医者に行ったことがあるはず。歯医者で実際に体験したエピソードを語ってみよ。

 

体験談はそれぞれなので、自由に思い出し、想像し、作成するためにヒントはありません。

単語はこちらが参考になります↓

歯医者 “Zahnarzt”【ドイツ語単語】

文を作るにあたっての注意点。

歯医者では患者は寝ているだけで何もしませんので、「私が~する」というアクションはないに等しいです。

なので治療も麻酔もレントゲンも何もかも「~される」という受動態か「してもらう」という使役(lassen)を使います。

一番間違えにくい言い方は「歯科医が~する」です。

受動態を使いたければ日本語のように「私」は主語にしないように。治療されるのは私の歯ですから「歯」が主語です。

またlassenを使いたい人は念願の「私」を主語にして使えますが文が長くなりますので、文法に注意。

 

 

それでは、歯医者を一通り経験しつくしている私の体験談をどうぞ。

「歯科矯正」「抜歯」「インプラント」などの歯科用語もでてきます。読解の練習におすすめです。

そして余裕があれば、経験を語るだけでなくその経験で何を思ったのか、何を学んだのかなどの思考を言語化できるとドイツ人に興味をもってもらえ、モテモテになるかも!

 

 

Meine Geschichte mit Zahnärzten

Als Kind habe ich mir die Zähne nicht gut geputzt. Meine Zähne wurden bisher in Japan, Taiwan, Deutschland und Ungarn bei verschiedenen Zahnärzten behandelt.  Ich habe sogar in Japan nebenbei eine Weile als Zahnarzthelferin gearbeitet, als ich eine Zahnspange getragen habe. Darüber hinaus wurden mir bisher neun Zähne gezogen, drei davon waren Weisheitszähnen, vier wegen der Zahnspange und zwei wegen einer Entzündung. Daher kann ich sicherlich als Zahnarztveteran bezeichnet werden.  

Meiner Meinung nach sind Zahnarztpraxen nicht divers. Ich habe bisher nirgendwo einen Zahnarzthelfer gesehen. In Japan habe ich persönlich sogar noch nie eine Zahnärztin gesehen. Im Gegensatz zu Japan war ich in Deutschland nur bei Zahnärztinnen. Ich finde dieses Phänomen interessant und gleichzeitig frage ich mich, ob das Geschlecht in der Zahnarztpraxis einen Unterschied macht.

 

 

読解の助け・解説

 

読解の時は“主語は何か”“目的語は何か”“文法の形はなにか”とひとつひとつ頭で確認しながら意味を確認しましょう。単語だけをつなげて推測するという楽な方向にはいかないように。

 

「behandeln A=Aを治療する」は日本語では受動態を使って「さっき歯医者で治療されてきた!」とは言わず「歯医者で治療してきた!」と不思議な言い方をしますが、これはドイツ語ではありえません。

歯科医が歯を治療する(Der Zahnarzt behandelt die Zähne.)

または

歯が治療される(Die Zähne werden behandelt.)

です。

だから日本語でいう「今日(私は)歯を治療してきた!」という文をそのまま翻訳しないように。

私ではなく、「私の歯」が治療されたのです。

☆☆

Zahnspangeとは歯につける矯正器具のことです。

ですが「矯正する」という単語はドイツ語にはなく、矯正するに相応する言い方は

矯正器具をつける(eine Zahnspange tragen)

といいます。

ちなみにtragen AはAをつけたままの状態を維持しているという意味になるのに対して

「歯科医が矯正器具をつける」と言いたいときは

Der Zahnarzt hat eine Zahnspange eingesetzt.

「矯正器具がつけられる」のときは

Eine Zahnspange wurde eingesetzt.

です。

☆☆

下の段落はドイツ語の単語の性別をしっかりと読む必要があります。「Zahnarzt/Zahnärztin/Zahnarzthelfer/Zahnarzthelferin」をしっかりと男性の~女性の~と訳しましょう。なぜなら男女差が重要な文だからです。

このようなときにドイツ語の性別は便利ですね。

☆☆

全文訳は動画のほうでひとつずつ解説しています↓

☆☆

中国語でも書いてみたよ!(母語者の訂正済み)

我小時候沒有好好地刷牙。我的牙齒在日本、台灣、德國跟匈牙利不斷地接受治療、甚至於我在日本做過了一段時間的牙醫助手工作、因為我那時候做矯正、定期得去看牙醫、所以我的牙醫提議我去做牙科助理。此外、我到現在拔過九顆牙——三顆就是智齒、四顆是因為矯正、兩顆是發炎、所以我覺得我可以被稱呼為「看牙科的老手」。

我看過很多不同的牙科,感覺有一點沒有多樣性。我從來沒看過男性的牙醫助手,另外在日本則是從來沒看過女性的牙醫。相比之下,我在德國常常碰到女性的牙醫,不過我在哪裡都沒看過男性的助手或櫃台接待員(櫃台小姐)。我想一想,到底性別在牙科重要嗎?在台灣有女性的牙醫或男性的助手嗎?

 

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