基隆駅からたった30分!奇岩広がる和平島【台湾】
実は和平島を訪れるのは2回目です。10年以上前に初めて訪れたときはまだ和平島公園がなく、奇岩が並んだ珍しい景色が広がる海岸でした。
当時は好きな奇岩の上に乗って写真を撮ったり触りたい放題でした。現在は環境保護のために近くへ行ったり直接触れることはできなくなったようです。
現在は奇岩がごろごろしている海岸に行くためには、入場料(80元・約300円)を払って和平島公園に入る必要があります。
以下、公園の中から楽しめる景色。
直接奇岩のそばに行ったり海辺に降りることはできず、このように道に沿って景色を楽しみます。(時期によっては団体で事前に予約をすれば海岸ツアーもしてくれるらしい)
いろんな角度や高さから奇岩や海が観察できますよ。
道のすぐ横にこんなんもある。
のぼった靴のあとがあったので、隠れ写真スポットかも?
珍しい形をした海岸ですよね。なぜにこうなったの?台湾には、少し北西に行ったところの野柳という海岸でも似たような奇岩があります。波というか潮の満ち欠けを気が遠くなるほど繰り返した結果なんでしょうね。
海に近づけば近づくほど岩の色が明らかに暗くなっています。
これは波で水が良く当たるところと当たりにくいところによって色が変わるんでしょう。長い歳月をかけて形だけでなく、色も変化していったんだろうなぁ。
これはとても分かりやすい。突起の裏側で波が当たりにくい部分は濃い茶色、海に直接面している部分は薄くハゲたような色に変色しています。
さらに海に近くなればなるほど黒に近い色になってる。
そして平らなところは四角形にきれいに区切られているところが多い。
このような地形になったのは、数十万年前に地殻が2つの方向から引っ張り合ったり収縮しあったりを繰り返した結果らしい。
日本統治時代にこの景色を見た日本人がタタミのようだと表現したことから「千枚の畳(千畳敷)」と呼ばれているんだそうです。
確かに!ちょっと色も似てるし!草も微妙に写ってるし!(たまたま)
奇岩の他にも気になるものが。
やたらと壁に穴があいてるんですよね。
きっと昔は海から敵が来たらいつでも攻撃できるように準備してたんでしょう。城壁など高い場所にもよくあるものですよね。
これ見て思い出したのがマカオの城跡にあったやつ。こっちは大砲も常備だった。
なんせ和平島ってこの位置ですから。外から来られたら怖いよね。
見どころたっぷりの和平島公園ですが、実はアクティビティもあるんですよ!!
それは海水浴!
左側の囲ってあるところは子供でも遊べるように浅く、プールのようになっています。
外側は普通の海。いちおう囲ってあり、プールみたいにつかまれるところがあったり、足がつくところがあったりする。奇岩をバックにした贅沢な景色の中でたっぷり泳げますよ!シャワーやロッカーなども完備されており海水浴を楽しめるようになっています。座って足つけれるところもあるよ!
波もそれなりに来るし・・・
海の水もとっても澄んでいます。上海の海水浴場とは天と地の差があるですよ・・。
そして海の向こう側に見えるのは大きな漁港。
日本統治時代に日本の技術を取り入れて発展した漁港らしいです。
和平島公園って観光地としてはけっこう穴場であまり人がいないんです。外国人観光客はもっと少ない。キールンからバスでたった30分、というか30分もかからない程近いのにあまり知ってる人いないのかな~という印象です。
それともみんな野柳のほうに行くのかもしれない(私はまだ行ったことがありません)。
歩いていける距離に大きな廃墟もあるし、一日使って見に行く価値は十分にあると思います。