【入門~応用】ドイツ語の「どういたしまして」20バリエージョン。


ありがとうに対しての答え方はドイツ語では20種類以上もの表現法があります。

「ありがとう」の表現はこちら

よく使われる簡単な表現は

・Bitte

・Gerne

・Kein Problem

です。

Bitteのバリエーションには

・Bitte schön

・Bitte sehr

・Bitte bitte

などがあります。これらは、相手のありがとうに殷を踏む形で答えるとネイティブらしく聞こえるかもしれません。

例)

Danke schön! -Bitte schön!

Danke sehr! -Bitte sehr!

Danke danke! -Bitte bitte!

どうでしょう、簡単ですよね♪

 

Gerneはどうでしょうか。

・Sehr gerne

・Aber gerne doch

・Gern geschehen

といったバリエーションがあります。上のbitteに比べたら少しだけ丁寧な答え方です。

 

またKein Problemはドイツ人には一番使われいる答え方かもしれません。

直訳は「問題ない」です。つまり「大丈夫」のような意味ですね。このバリエーションは

・Keine Ursache

・Kein Thema

・Kein Ding

などがあります。全部同じ意味です。

Kein ThemaとKein Dingは若者がよく使う言葉、いわゆる口語です。

 

またそのほかにも

・Ja, na klar

・Nichts zu danken

といった表現があります。

これらは「やってあたりまえやん」とか「感謝の言葉すらいらないぐらい小言」のようなニュアンスが含まれます。

 

・Jederzeit wieder

・Immer wieder gerne

この2つは「またいつでも言ってね」という意味です。個人的には、ドイツ語の文を直してもらってお礼を言ったらこのような返事が返ってきたことが多かったです。

逆に日本語を直してお礼を言われたらこのように返していました。便利な言葉です。

 

また決まった言い回し表現もあります。

・Das ist doch selbstverständlich!

selbstverständlichは当然という意味なので「そんなんあたりまえじゃん」みたいなニュアンスです。

 

・Das ist nicht der Rede wert.

これも、お礼を言うまでもないような小さなことだという表現です。

 

・Ach, wofür hat man denn Freunde?

これは「なんのために友達がいるの(助けるため)」という意味です。とてもフレンドリーな表現ですね。お礼を言ってこんな言葉が返ってきたらとても嬉しいのではないでしょうか。

 

・Das war mir ein Vergnügen.

「私も楽しかったからいいの」という言い方。相手の負担を軽くするための気遣いのような表現です。

 

・Das würdest das Gleiche für mich tun.

これは直訳すると「逆なら君も同じことしたでしょう」という意味です。つまりお互い様だから気にするなということですね。

 

ここまで見てみると、「ありがとう」の答え方にもシチュエーションや相手によってさまざまな使い分けができ、表現がとても豊かです。

ドイツ人は自分の感情を正確に言葉で表現するのがとても上手です。これらの使いわけも相手への気遣いだけではなく、どちらかというと自分の気分によって変えている印象を持ちます。

友達を手伝おうと思ったけど自分も意外に楽しんだとか、面倒だったけどこの人のためならちょっとぐらい大丈夫とか、状況は一つ一つ違いますよね。

豊かな表現を身に着けることはとても大事だと私自身も思います。

 

動画解説はこちら↓

 

挨拶のバリエーション動画↓

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