「時がたつのは早い」Die Zeit vergeht schnell/Die Zeit ging schnell vorbei.2つの表現の違い【ドイツ語】
時または時間が経つのは早い、のドイツ語の表現は2種類あります。場面が想像できるように、例文を用意しました。違いを見ていきましょう☆
日本語☆
A:私らっていつから付き合ってるんだっけ?
B:5年前ぐらいじゃない?
A:そんなに!?時間たつの早いわ!
―――――
ドイツ語訳☆
A:Seit wann sind wir zusammen?
B:Umm……Seit fünf Jahren?
A:Echt? Die Zeit vergeht aber schnell !
ありふれたカップルの会話の例です。
時がたつのは早い = Die Zeit vergeht schnell.
といいます。
もう一つの会話例。
日本語☆
A:誘ってくれてありがとう!
B:いえいえ、昨日楽しかったね!
A:うん、時間たつの早かったわー。
――――
ドイツ語訳☆
A:Danke für die Einladung!
B:Gerne! Wir hatten viel Spaß!
A:Ja, die Zeit ging viel zu schnell vorbei.
友達や身近な人と一緒に楽しんだあとの会話ですね。
時が経つのは早い = Die Zeit geht schnell vorbei.
という文を使っています。
それぞれ別の動詞vergehenとvorbeigehenを使うところが特徴的です。
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この2つの違いは何でしょうか?
厳密に日本語に訳すなら
・時がたつのは早い = Die Zeit vergeht schnell.
・時間がたつのは早い = Die Zeit ging schnell vorbei.
と言うことができます。長いスパン(前者)と短いスパン(後者)ですね。
つまり、最初の文は「ある過去の地点から現在までの時間の経過」を「早い」とあらわすときに使い、二つ目の文は「切り取った一定の時間または期間」を「早い」とあらわすときに使います。
なので理論的には、最初の文は現在形でしか使えず、二つ目の文は現在、過去、未来のどの「一定の時間」でも使えるということになります。
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「歳をとるたびに時間が早くなっていくなぁ」と言いたいときは、誕生から現在までの時間の経過なので1つ目の文の動詞を使います。
Je älter man wird, desto schneller vergeht die Zeit.
といった表現ですね。
また「休暇がすぐに過ぎた」や「旅行行くといつも時間たつのが早い」「楽しい時間はアッという間に過ぎる」などといったある一定の時間を切り取った言い方には二つ目の文の動詞を使います。主語がいつも「die Zeit=時間」でなくてもいいので、こちらのほうが自由に文は作れますね。
Die Zeit geht bestimmt schnell vorbei.(未来文)
Die Ferien gingen so schnell vorbei.(過去文)
Reisen gehen viel zu viel schnell vorbei.(現在文)
―――――
どちらの表現もよく使うので、しっかりと使い分けて適切な時に適切な会話ができるように心がけましょう。
動画での説明もあります。発音と一緒に耳で覚えたい方もどうぞ!
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