ドイツの語学学校で実際に使った教科書一覧
ドイツの語学学校でドイツ語で外国人が授業を受ける際に使われている教科書です。
外国人のためのスタンダードなドイツ語教科書は3~4種類あり、語学学校によって使われる教科書は違います。
その中でも一番難易度が高く、みっちり学べるこの教科書で私はA2~C1までずっと授業を受けていました。
その後私は、ドイツに来てから11か月でDSH試験(大学入学のためのドイツ語試験)に平均80点越えで合格しました。(正直に言えば幸運多数。実力的にはまだまだでした。)
でもこの本はほんとに難しいです。めげずに最後まで一貫して勉強できる人はいないんじゃないかと思うぐらい難しい。
情報量もとても多い。この本のC1を問題なく理解できれば確実にDSHの筆記試験はとおります。日本でも手に入るようなので紹介しておきます。オンラインのトレーニングサイトもあります。
ドイツ留学やドイツの大学を目指している人は高度なドイツ語が必要なためこの本がおすすめです。
この教科書は語学学校などのクラスでは一週間15時間(1日3時間)×2か月=約120~150時間で一冊が終わる目安です。
しかしこの目安は英語やヨーロッパ言語の母語者を主に対象としたものです。ドイツの語学学校のほとんどはヨーロッパ、南米、北アフリカなどのドイツ語と近い言語の母語者です。スイスなどのドイツ語母語者(方言話者)なども混じっているため進むのが早いです。
ドイツ語から遠いアジア言語の母語者の場合、この倍はかかるとみて良いでしょう。
教科書の特徴はテーマ数は多くないものの(一冊8課)中身が濃いことが特徴です。
1課ごとに3つのカテゴリー(A/B/C)に分かれています。
Aでは単語、読解、リスニング、文法のすべてを強化、Bではさらにレベルの上がった課題、そしてCは文法の練習問題という構成です。
一般的にはAの部分をクラスや指導付きで学び、Bは余裕のある人のみ、そしてCは自習用(復習)として使われます。私の個人レッスンでももれなくこのやり方です。
☆☆
私のオンライン個人レッスンでは、最初から始める方でモチベーションが高く継続の意思がある方には迷いなくこのA1の教科書を推奨しています。
またA2やB1からでも全体的なドイツ語向上を目指す方はこの本で授業を受けていらっしゃる方が多数います。
ドイツ語初級1【A1】
Begegnungen: Kurs- und Arbeitsbuch A1+ mit 2 CDs
A1オンライン練習問題
ドイツ語初級2【A2】
Begegnungen: Kurs- Und Arbeitsbuch A2+ mit 2 CDs
A2オンライン練習問題
ドイツ語中級1【B1】
Begegnungen: Kurs- und Arbeitsbuch B1+ mit 2 CDs
B1オンライン練習問題
ドイツ語中級2【B2】
Erkundungen: Kurs- und Arbeitsbuch B2 mit CD
B2オンライン練習問題
ドイツ語上級1【C1】
Erkundungen: Kurs- und Arbeitsbuch C1 mit CD
C1オンライン練習問題
ドイツ語上級2【C2】
Erkundungen: Erkundungen C2 – Kurs- und Arbeitsbuch mit CD
C2オンライン練習問題
(C2レベルのクラスはほとんどなく、私もやったことがない。買ったらレビューします。比較的新しい本。)