パリオリンピックについてドイツ語で表現してみよう【ドイツ語実践練習B1】
2024年パリオリンピックがもうすぐ始まりますね。
今回のオリンピックについて作文を書いたり、説明したりしてみましょう。
手順はこちら。
1.パリオリンピックについて日本語で短い文で、なるべく簡潔に説明してください。
2.それぞれの文のドイツ語の動詞を出してください。自分のよく知っている動詞を使うこと。
3.動詞を出したら各文の主語(一格)に線を引いてください。主語は日本語の「~が」の部分です。
4.目的語(四格)がつく文とつかない文を明確に分けましょう。四格に線をひくとわかりやすいかも。
5.実際に最初から文を書いてみましょう。余裕がありそうなら直接言ってみましょう。
まずは参考の日本語文を提示します。それをどうやってドイツ語で表現していくのかを学びます。
分かりやすいように接続詞や関係代名詞など、長くなる文は使いません。
1文(本動詞が一つ)でしっかりと言いたいことを表現する練習をします。
今回の参考単語です。(A=四格、D=三格)
die olympischen Spiele
=オリンピックOlympia
=オリンピックder Sportler / die Sportlerin / Sportler
=スポーツ選手der Athlet / die Athletin / Athleten
=スポーツ選手die Sportart / Sportarten
=スポーツの種類die Disziplin / Disziplinen
=スポーツの種目es gibt A
=Aがあるbeginnen / anfangen / starten
=始まるstattfinden
=開催されるaustragen
=開催されるteilnehmen an D
=Dに参加するvertreten A
=Aを代表するunterstützen A
=Aを応援するantreten
=出場するkämpfen gegen A
=Aと戦う
種目などの単語もあります。
それではまず1番。
私ならこう説明するかな、と思ったことを日本語で書いてみます↓
もうすぐ2024年夏のオリンピックが始まります。
今年はパリで開催されます。
207か国、1万人以上の選手が参加します。
選手たちは329種目を戦います。
新種目も12種類あります。サーフィンやブレイキンなどです。
オリンピックの日本代表選手は約400人。ドイツ代表選手は約470人です。
私は主に2か国を応援するつもりです。
そういえば今回野球がないんですね。大谷選手もパリにいたら最高だったのに。
どうでしょう。分かりやすく書けてますか?もちろんご自身でこう書きたい、と思うところがあれば同じにする必要はありません。自由に作ってみてね。
文を作るにはまず動詞を最初に選択するのが大事です。
それぞれの文にドイツ語の動詞を探してみてください。
2通り、3通りの可能性があることは普通です。
今回はB1ぐらいまでに出て来る動詞を使います。
それでは2番目の手順。
私はこれらの動詞を使いたいと思います。↓
もうすぐ2024年夏のオリンピックが始まります。(beginnen, starten, anfangen)
今年はパリで開催されます。(stattfinden, austragen)
207か国、1万人以上の選手が参加します。(an D teilnehmen)
選手たちは329種目に出場します。(antreten)
新種目も12種類あります。サーフィンやブレイキンなどです。(A haben, es gibt A)
オリンピックの日本代表選手は約400人。ドイツ代表選手は約470人です。(A vertreten)
私は主に2か国を応援するつもりです。(A unterstützen)
そういえば今回野球がないんですね。大谷選手もいたら最高だったのに。
これらの動詞の使い方を確認しながら、主語に線を引きましょう。
主語は黄色にします。
3番目の手順です。
もうすぐ2024年夏のオリンピックが始まります。(beginnen, starten, anfangen)
今年はパリで(オリンピックが)開催されます。(stattfinden, austragen)
207か国、1万人以上の選手が参加します。(an D teilnehmen)
選手たちは329種目に出場します。(antreten)
新種目も12種類あります。サーフィンやブレイキンなどです。(A haben, es gibt A)es gibtを使うから主語はesにする。
オリンピックの日本代表選手は約400人。ドイツ代表選手は約470人です。(A vertreten)
私は主に2か国を応援するつもりです。(A unterstützen)
そういえば今回野球がないんですね。大谷選手もいたら最高だったのに。
4番目。
四格に線を引く。
上の文では四格がある文はこちらの3つですね。
新種目も12種類あります。サーフィンやブレイキンなどです。(A haben, es gibt A)es gibtを使うから主語はesにする。
オリンピックの日本代表選手は約400人。ドイツ代表選手は約470人です。(A vertreten)
私は主に2か国を応援するつもりです。(A unterstützen)
どれが四格でしょうか。
もし四格が見つけにくい場合、ドイツ語から日本語を書き換えてみましょう。
たとえば
「新種目も12種類ある」に使うes gibt A は四格(A)があると訳したいので、あるのは何か?というと新種目です。
だから「12種類の新種目があります」という文にすると「12種類の新種目」が四格になることがわかります。
また
「オリンピックの日本代表選手は約400人。ドイツ代表選手は約470人です」という文のドイツ語はvertreten Aで四格(A)を代表するとなります。
この文では何を代表するのかというと日本とドイツを代表するのですね。
だから「400人の選手が日本を代表する。470人の選手がドイツを代表する」という文を使えば四格が明確になります。
最後の文は四格が明確で「2か国を」なので問題ないですね。
それでは最後の工程です。
先ほどの文を、一格と四格に注意してドイツ語にしていきましょう。
Die olympischen Spiele 2024 beginnen bald.(beginnen, starten, anfangen)
Sie finden dieses Jahr in Paris statt. (stattfinden, ausgetragen)
Über 10.000 Sportler aus 207 Ländern nehmen daran(×an ihnen) teil.(an D teilnehmen)
Die Sportler treten bei 329 Sportarten an.(antreten)
Es gibt dabei 12 neue Sportarten zum Beispiel Surfen oder Breaking.(haben, es gibt)
Etwa 400 Sportler vertreten Japan und etwa 470 Sportler vertreten Deutschland bei den olympischen Spielen.(vertreten)
Ich werde hauptsächlich die zwei Länder unterstützen.(A unterstützen)
どうでしょうか。
慣れていない間はすべて主語から書き始める、または言い始めることをおすすめします。
一格、四格、動詞以外の細かい所は、それからです。
たとえば
Sie finden dieses Jahr in Paris statt.
「今年」のところはなぜdieses Jahrになってるの?これ何格?と思ったらこちらのページを見てください。
また
Die Sportler treten bei 329 Sportarten an.(antreten)
antretenってどういう意味でどうやって使うの?と疑問に思ったらこちらのページを参考にしてください。
細かい所まですべて正解しようと思ったらかなりの知識がいりますね。
でもまずは大事なところをおさえること(動詞、一格、四格)。そこから小さい所は修正していくことをおすすめします。
ちなみに今紹介したような文は教科書を勉強する過程で作れるようになっていく文です。
きっちりとしたきれいな文です。でも教科書的な文です。
これらの口語的な表現も参考程度に書いておきます。
私ならオリンピックについて説明してって言われたらこんな感じで言うと思います。日常でよく使うなじみ深いものを取り入れています。
Olympia 2024 geht bald los.
Paris ist diesmal der Gastgeber der olympischen Sommerspiele.
Über 10.000 Athletinnen und Athleten aus 207 Nationen werden mit dabei sein.
Sie kämpfen in 329 verschiedenen Disziplinen um Medaillen, darunter sind rund 400 japanische und 470 deutsche Sportlerinnen und Sportler.
Diesmal sind 12 neue Disziplinen dazu gekommen, die man vielleicht noch gar nicht auf dem Schirm hatte.
Aber wie sieht es mit Baseball aus? Baseball wurde dieses mal wieder gestrichen. Es wäre echt toll, wenn Shohei Otani dabei wäre.
losgehenやkommenなどなんか簡単そうな動詞使ってるやん?と思うかもしれませんが、なかなかこういう表現を自在に使うのは難しい。
これぐらいの文が書けるようになるのは少なくともC1以上です。
表現は無限にありますね。
応用表現については動画のほうで少し解説していますのでよかったらどうぞ↓
パリオリンピック始まってからのツイート。
「開会式はセーヌ川でボートの上で行われた」のドイツ語は?
Die Eröffnungsfeier hat auf Booten auf der Seine stattgefunden.
動詞stattfindenはほん使いやすい
die Eröffnungsfeier=開会式
きっちりいうと選手パレードがボートに乗って行われたのでdie Nationenparadeでもいいかも #ドイツ語
— Nana@ドイツ語 (@nanako_kreutzer) July 27, 2024
「オリンピック開会式で五輪の旗がさかさまに掲げられてしまった!」のドイツ語は?#ドイツ語
Die Olympia-Fahne wurde falsch rum gehisst!
hissen A=掲げる
☆☆
falsch rumは「逆に・逆さまに」
Tシャツの裏表逆に着てる人とかにも使えるよ!
Du hast dein T-Shirt falsch rum an.
— Nana@ドイツ語 (@nanako_kreutzer) July 27, 2024
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最近ハイデルベルクの中華料理屋さんで食べたChop Suy. 昔ハイデルベルクに住んでた時はよく食べてたお気に入り料理。