大人気の台湾観光地、九份の別の顔【台湾】


台湾といえば必ず上位に出てくる日本人にとってのカリスマ的観光地、九份。台北からもキールン(基隆)からも直接バスが出ています。キールンからは約1時間。

山の上で非常に規模が小さい上に、台北市からずいぶん離れているにもかかわらず大人気の理由の一つは「千と千尋の神隠しの雰囲気に似ている!」ですよね。実際にあの映画公開後から日本人の九份の知名度が一気に高まったようです。

夜景がとても古い町らしく、幻想的なのも人気の理由だと思います。赤い提灯は日本にあるのとはまた違う独特の雰囲気を醸し出しています。

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明るくても素敵。

その人気のおかげで九份はめちゃくちゃ混んでいる。とくに夕方から夜にかけては街のキャパをはるかに超えているだろう数の観光客が押し寄せます。

そのほとんどは日本と韓国と中国。アジア人街ですね。店員はかなりの確率で日本語と韓国語をカタコトでしゃべれる。

観光スポットはほぼほぼ決まっており、お土産屋がならぶ細長い老街をずっと歩きます。

時々上や下に階段が分かれていますが、基本的に皆同じ道を行って、どこかのおみやげやさんで名物のお茶やお菓子を買ったり、茶芸館でお茶をしたり食べ歩きを楽しみ、景色のいい場所で写真を撮る。レストランもそのへんに固まっている。その老街もそんなに距離はなく、人が多いだけで歩くのにも疲れません。

写真スポットの一つ。

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九份は海に直接面している。天気のいい日はもっと山が見渡せるんだと思う。

このような王道の観光をするにはせいぜい1~2時間もあれば十分なため、夜景を目当てに夕方から来る人が多いのでありましょう。ご飯やお茶を飲んでもせいぜい3時間とかじゃないかな。

王道の観光情報は他のブログに詳しくあるのでここでは省きますが、老街で個人的におすすめのビーガンの食べ物と飲み物をひとつずつ紹介しておきましょう。

・エリンギのからあげ(50元)

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このお店だよ。日本語も書いてありますね。

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f:id:nanapupst:20180823193541j:plain夜市ではよく焼いたエリンギを売っていて、それもとてもおいしいんですが、おすすめは「焼(烤)」ではなく「揚げた(炸)」もの!

このお店ではエリンギ焼きが100元、エリンギ唐揚げが50元なので、50元のほうを注文するとおいしいですよ!ちなみに私は50元を2回食べました。あまりにもおいしかったらもう一度買いにいく習性が私にはあります。まあカロリーは焼くより高めですが揚げたやつのほうが間違いなくおいしいです。ここでしか買えないんだからぜひ唐揚げのほうをお試しあれ!!

・頂凍烏龍茶(35元)

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台湾はお茶の名産地でもあります。中国とはまた一味違った味のお茶が飲めるのも魅力!この頂凍烏龍茶も台湾産のもので、熱すことなく冷たいまま冷蔵庫で一晩冷やしたお茶。

お店は老街のかなり最後のほうにあります。ちょっと高級な感じですがこのお茶は飲んで見て!無糖です。

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 甘みも苦みもなく、麦茶が好きな人は合うと思います。まろやかな優しい味。とってもおいしかったのでこのお店に舞い戻って2本目を買いました。

ついでに店員さんから台湾茶のレクチャーをたっぷり受けた。

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九份ではおもに3種類のウーロン茶をよく見かけました。

阿里山烏龍茶,高山烏龍茶と紹介した頂凍烏龍茶です。値段は標高が2000Mを超える高い場所で収穫量も少ない高山烏龍が一番高く、標高が800Mと低い頂凍烏龍が一番安いですが、店員さんによると値段とおいしさは比例しないのだそうです。

頂凍烏龍は成長が早く、年に4度ほど収穫できることから値段が安くなっているがこれをおいしいと感じる人は多いんだとか。私はまだ飲み比べてはいませんが、頂凍烏龍がとても気に入りました。覚えにくい名前ですが見かけたら一度飲んでみてくださいね!

 

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さて本題に入ります。

今回、九份を歩いてて気づいたこと。

やたらとお寺が多くない?という疑問。こんな小さな観光地になんでこんなにたくさんのお寺があるんだろう?

しかも不思議なことに、お寺とお寺の距離が数十メートルしか離れてなかったりもする。

これもそうだし

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 この2つも。

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 そしていつも通りとっても豪華。

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こないな小さな街でなぜに立派なお寺がいくつも並んでるんだろう?

お寺のある方向をよく観察すると奥に見えた景色。

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この奥に並ぶ小さい家みたいのは一体何??

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九份はころころと天候が変わることが多く、ちょうどこのときも山が雲に覆われてきました。霧で見えなくなる前に急いであっち側に行ってみることに。

適当に道を辿っていきます。

 

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人が全くおらず、廃墟のような家が並ぶ。

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こ、これもあのオシャレでレトロな九份の一部・・・?

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なんのためにあるのか分からない階段とか。

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私は本物の階段をあがります。

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タンクむき出し。

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だいぶ登ってきました。全く人に会いません。忘れられた街みたい。

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人には会わないけれど人が住んでる気配はあります。食べ物とかあります。

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すぐ隣はあんなに観光客でにぎわってるのに不思議!

そして現れたのはまたもやお寺。

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ここを見てわかりました。

私が見たあの小さな家たちは、お墓だったんですね。

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美しい形をした小さな建物が並びます。色とりどり。日本のお墓とだいぶ違うなぁ。

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上から見てもカラフルで様々な形をしている。可愛い印象もあります。そしてのら犬が寝ている。

お墓を見ても日本と全然雰囲気が違いますが、お墓のマナーも私たちとはずいぶん違うようです。

私は小さい頃、お墓で転ぶと歩けなくなるから気を付けるようにといわれてソロソロ歩いたりしてたけど、台湾では全く関係ないみたいです。 

だって見てよこれ。

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お墓のまん前にバスケットコート!にぎやかどころかボールがお墓に当たる可能性95%ぐらいありますよ!

お墓に対しての意識が全然違うことがわかります。

この立地。

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まるでバスケットコートで遊ぶ子供たち(?)をご先祖様が見守っているようにも見えるほどです。

それだけではありません。

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道路の脇にも堂々と並ぶお墓。まるで道行く車を見守っているようにも見える。

お墓って静かで厳粛なイメージのある日本人ですが、台湾人はお墓を鮮やかな色で飾りにぎやかな場所で供用する、ごく普通の日常の一部として見ているのかなと感じました。

興味深いです。

台湾人と宗教の関係もこれから勉強してみようと思います。

霧で視界が悪くなってきたのでこれ以上は進まずに戻ります。

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 九份のバス停から少し見上げたら見える、観光地と正反対の殺伐とした九份の顔。

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その中にあった色鮮やかで可愛らしい一角を発見でき、九份とは宗教とも深い関係のある神聖な場所なのかもしれないと感じたのでした。

ぜひ九份でも視野を広げて、色々な発見をしてみてくださいね。

 

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 いらん発見もあった。

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