闘病ブログから学ぶ癌の兆候や初期症状の例２【健康管理】 – 言語こたつ　～マルチリンガルの頭の中～

２１．肺がん・女性

・発覚直前はひどいひどい寝汗があった。パジャマを何度も着替えなくてはならないぐらいの運動後のような寝汗だった。今考えると炎症反応である。¹

２２．肺がん・50代女性

・5月:　とても疲れていた。
・7月後半:　帯状疱疹ができた。襟足から首筋、前は胸まで、後ろは肩甲骨まで。
・8月:　皮膚科を受診、抗ウイルス剤を5日飲んだ後、約2か月後に治った。
・１０月:　左手掌にガングリオンができ、痛みがあったが押さえた拍子につぶれた。
・10月末:　風邪をひいた。治りが悪く、咳が長引いた。
・11月中旬まで咳が続くが、発覚したのは翌年3月になってから。

・どこか違う何かがある。胸騒ぎのような胸の中と、胸が空くようななんとも言えない感じ。今までと違ったのが後になって判った。²

２３．乳がんと膵臓がん・33歳女性

・なんとなく体調不良が続いていた。
⇒食欲が少し落ちていた（しっかり食べていた）／夕方ぐらいに軽い吐き気が来る／味噌汁を飲むと特に吐き気がする／下痢／なんとなく気だるい／たまに微熱。
このような症状が約2か月にわたり続いていた。（おもに吐き気と下痢。胃腸の不調）筆者は、今思えばすい臓がんの症状だったのかもと感じている。

・約3か月後、左の乳頭にチクチクとした痛みと少量の出血から、左胸のしこりに気づき受診。⇒発覚。³

２４．肝内胆管癌・アラフィフ女性

・ふだんから貧血気味であった。コレステロールに要注意と書かれることがあった。自覚症状はなかったが、疲れるのは更年期だと思っていた。

・ごくまれに、急いで食事を摂ると、右の肋骨の下あたりが痛いと感じることがあった。⁴

２４．舌がん・20代女性

・2013年11月ごろから口内炎のようなものが舌にあった（もともと口内炎もできやすかった）。

・2014年2月、口内炎はまだあった。さらに、スパイスの利いた食事をしたときに舌にしみた。舌が痛すぎて10分ほど食べられないことが何度も続いた。⇒受信するが最初は口内炎と診断。約一か月後に舌がんが判明。⁵

２５．すい臓がん・51歳男性

・慢性的にずっと調子が悪かった（数年前から？）。50歳になってからさらに身体がしんどくなり、体力が落ちたなあと思っていた。が、今年は暑いから特に身体に堪えてるんだと思った。

・2018年5月ごろから胃腸の調子がおかしくなってきた。下痢を繰り返す。さらにその次は便秘。同時に右下腹と胃のあたりに鈍い痛みが続く。

・6月には食欲がなくなり、ビールも飲みたくない。お腹は苦しいし鈍い痛みが続き、とにかくしんどい。⇒受診するも診断は便秘。

・7月。尿の色が濃い。相変わらず便は出ないか少量で細いか。さらに便の色は灰色。食欲不振。水を飲んでも咽がカラカラ。足がつる。両足のかかとと両手のかかとに痒み。中からの痒みで今までに経験がないたぐいのもの。痒みが全身に。おならが良く出て異様に臭い。⇒受診を続けるも薬しか処方されず。

・7月末、黄疸が出て別のクリニックへ受診⇒がん発見。⁶

２６．すい臓がん・50代女性・早期発見ステージ１a

・食欲がほんの少し落ちてきた。と同時に、増えても減らなかった体重が少しずつ減り始めた。

・ゲップがたくさん出始めた。

・右上腹部とその後ろ、背中もチクチクシクシク痛む。⇒受診時の異常なしを信じず、検査を続ける。⇒その3か月後、発覚。⁷

２７．すい臓がん・35歳女性

・2013年末、風邪をひく。３日で治ったが、尋常じゃないぐらいの激しい咳が3か月つづく。暖かい季節になったころ、やっとそれがなくなる。

・2014年春、咳が落ち着いたとたん、手の指全部にプツプツ発疹が発生する（ブログに写真あり）。めちゃくちゃかゆい。その後、足の指や頭皮、両脇から背中、両太ももにまで出て、全身がかゆい。⇒皮膚科を数件受診、ステロイドを処方されるだけ。皮膚疾患は2014年秋まで続く。

・2015年11月に髄膜炎で入院。それまでずっと倦怠感があり、昼休みに健康管理室でほとんど寝ているぐらい疲れていた。が、35歳なので老化現象かと思っていた。

・2016年5月、黄疸の症状が出て発覚。⁸

２８．甲状腺がん・38歳女性

・甲状腺に異常を感じたのは34歳、産後3か月のころに、首にぽっこりとふくらみができた。唾を飲み込むと上下する。ぽっこりしているだけで、痛みも痒みもなし。⇒診察で良性（腺腫様甲状腺腫）と判断される。当時、右に3センチ弱、左に1センチ未満のものがあった。その後一年に一度、経過観察をする。

・しかし4年後の経過観察で「次は半年後に来てください」と言われ、その半年後に左の腫瘍に悪性が認められる。

・生理がはじまるのが高校卒業後であり、異常に遅かった。これは甲状腺ホルモン異常の症状のひとつであったそうだが、知らなかった。

・生まれつき甲状腺に問題があったことと、34歳で出産後に職場復帰をし、身体を酷使して無理をしすぎたことも原因の一つだと今は感じている。⁹

２９．すい臓がん・女性

・2017年6月ごろから、たまに胃のあたりに不調を感じる。胃炎と思って過ごす。

・7月になってもムカムカが取れず、良くならない。月末生ビールジョッキを半分飲んだ頃に突然の冷や汗。気持ち悪くなってトイレにこもる。⇒受診するも胃酸過度の診断。

・8月、尿の色が茶褐色になり、便も白っぽくなる。白目や皮膚も黄色っぽくなる。食後も調子悪くてすぐに横になっていたけど、いつもではなかった。⇒受診で発見。¹⁰

３０．大腸がん・アラフォー女性

・2016年3月、明け方にたびたびひどい腹痛で目を覚ます。トイレにいっても腹痛の波と脂汗をかくばかりで出ない。しかし普段は普通に排便できていた。3月末、血便を認識。しかし最後に一滴落ちてるだけだったので切れ痔だと思った。

・2016年4月、疲れやすくなり、激しい動悸も感じるようになる。顔色がくすみ、唇の色も白く血の気のないものになる。貧血を疑う。

・2016年6月、立ち上がるだけで激しい動悸を感じる状態に。数メートル歩くだけでも息切れする。⇒初めて受診。重度の貧血と診断。7月から貧血改善の治療を開始。

・2016年8月、前日から腹痛から悩まされていたが外食。しかし食べることができず。腹痛と吐き気の波。⇒検査で9月に発覚。

※この方のブログの題名は「健康が取り柄だったのに」。ガン発覚の直前、医師から悪性腫瘍の可能性を聞いたが、最後まで「大丈夫でしょ。今まで大きな病気一つしなかったし」と根拠のない自信を抱いていたという。¹¹

３１．スキルス胃がん・30代女性

・2016年夏ごろから、なんとなーく胃がキリキリする。日によって出たりでなかったりする。

・9月のはじめ、キリキリが痛すぎて眠れない。⇒受診で発覚。¹²

３２．すい臓がん・38歳女性

・2016年夏ごろから、なんとなくいつもと違う身体の疲れを感じていた。食欲不振。でも調子のいいときもある。身体の倦怠感。夜ちゃんと寝ているのに、昼間にも眠気が半端なかった。
たまに異常な寝汗。首や後頭部に垂れるぐらいの汗をかいて目覚めるが、毎日ではない。
口臭が強くなった気がした。今までとなんか違う匂いだった。
頭皮が洗ってもベタベタ。

・2017年1月、かなり食欲がなくなった。腹部と背部が痛くて眠れない。寝汗。⇒受診で発覚。¹³

３３．脂肪肉腫（希少がん）・女性

・早朝ヨガの練習中にみぞおちあたりに差し込むような痛みを感じ、受診。最初胆石と診断されるも、のちに発覚。¹⁴

３４．すい臓がん・推定50代男性

・たった一度の食欲不振。ある日、食欲はあったのに一口目を入れたとたん「あ、これは一口も食えない、無理だ」と感じた。物が食べられないことなど物心ついてから記憶になく、考え込んだ。しかし夕食時には回復し、それから通常に食べられるようになった。¹⁵

３５．脳腫瘍・２５歳女性

・頭痛は日常茶飯事だった。しかしここ数年、ライブに行くと必ず割れるような頭痛があった。⇒毎度ロキソニンで対処。

・ある日突然、夕方ごろに激しい頭痛が襲ってきた。ロキソニンを飲むも痛みは引かず。肩こりもいつもよりひどかった。次の日、起きた直後から痛みが強く、寝たのに頭痛が残っているのはおかしいと感じた。
・酷い頭痛と肩こりがあったため温泉にいこうとすると、途中でさらに強い頭痛と腹痛と吐き気に襲われ、受診。¹⁶

３６．脳腫瘍・４０歳男性

・発覚の２年半前からPC作業をすると、視野の左側がゆがむ症状が出るようになった。発作的なもので30分ぐらいすると収まった。頻度は２～３週間に一度程度だった。

・目が見えにくく、頭も痛かったりした¹⁷

３７．膀胱がん・３８歳男性

・排尿の際、何か熱く感じるものがあり、違和感を感じた。しばらくは気にしなかったが、数日たって排尿時に痛みを感じるようになった。尿が赤らむこともあり、トイレの回数も増えたことで不安になり受診⇒異常なし。

・その後、頻尿、排尿痛の薬をいくつか試すもよくならず、薬剤師にすすめられ受診⇒発覚。¹⁸

３８．膀胱がん・５７歳女性

・膀胱炎の症状が続いていた。さらに下っ腹の痛み、排尿後の違和感と痛みが続いた。何度目かの受診で発覚。¹⁹

３９．希少がん（悪性ラブドイド腫瘍）・２６歳女性

・前日全然飲まなかったのに、この世の終わりかと思うぐらいの二日酔いになった（しかし普段からお酒は大量に飲んでいた）。その次の日も気持ち悪くてどうしたのかな？と思う。

・その後何を食べても胸やけ、吐き気。全く食べれなくなる。⇒受診するも原因がずっとわからなかった。

・二日酔いから約２か月後、吐き気に加えてひどい口渇感。いくら飲んでも咽が渇いた。

・さらに一か月後、どんどんひどくなる症状に加えて酷いめまいが出るようになっていた。その数日後に限界になり救急車で搬送⇒腎臓に腫瘍を発覚。²⁰

４０．肺がん・３０代後半女性

・クーラーの風に当たると喉がよく痛くなり、咳が出る風邪を続けて２回ひいた。風邪だと判断し、市販薬で済ませた。

・身体が常にだるくて、「なんでいつもしんどいのだろう？」と思っていたが、疲労の蓄積と決めていた。²¹

ガンの初期症状は風邪の症状など、一見ありふれたものに見えることが多く、見過ごしてしまいがち。しっかりと区別できることが生死を分けることも少なくありません。だからこそ経験者が語ってくれる初期症状はガン予防への大事な知識です。公開してくださっている貴重な情報がたくさんの方に届きますよう。ブログにこのような症状を書いたり、注意を促してくださる方々、本当にありがたく思います。闘病中のすべての方々の幸せを祈ります。

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初期症状の例１（１～２０）はこちら。
女性に多い癌の初期症状まとめ。
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