闘病ブログから学ぶ女性に多い癌の初期症状まとめ【乳がん、子宮系のがん他】
乳がん、子宮系のがんを中心に、女性特有のガンまたは女性に多いガンの初期症状を、経験者が語る貴重な闘病ブログの情報から学んでいきます。今もどこかでガンの初期症状を発していながら、大丈夫だとたかをくくっていたり、不安をかかえている少しでも多くの方に届きますように。
なお引用は、闘病者ご本人がご自身の言葉で書かれているブログ、なおかつ写真や文章などを通して私が真実だと判断したブログのみからです。
乳がん
(闘病10年以上の女性)
・乳首から時折出血があった。下着に小さな赤い分泌がついていることがあった。しかし痛みはなく、しこりも確認できない。搾乳するように押さえると、ほんの数ml薄い黄色と赤い分泌物が出た。⇒分泌物を検査に出すも異常は見られず。半年後には分泌物は出なくなっていた。
・2年後、右乳房の乳首の向きが少し外側になってきている気がした。⇒受診で発覚。1
(21歳女性)
・全体に大きなかたまりのようなものを左胸に感じていた。明らかに右胸に比べ3~4カップも大きかった。乳房が全体的に硬く、野球ボールのようなものが入っている感覚だった。
乳がんは小さく小豆のようなしこりができると思っており、発覚までに1~2年が過ぎてしまった。2
(34歳女性)
・お風呂で左胸にパチンコ玉のようなしこりに気付く⇒受診するも良性と診断。6か月後に再度来てくださいと言われる。
・その後、どんどん大きくなり、アボカドの種ほどの大きさになったので3か月で受診⇒発覚。3
(50代前半女性)早期発見ステージI
・2年ほど前から急にほてり出すという症状が出てきた。それが更年期障害によるホットフラッシュなのかは自分では判断できず。
・当時の詳しい症状は、一瞬カーっとほてって少し額が汗ばんであっという間に戻る⇒2時間に1度繰り返す程度だったので、普通の生活には困らなかった。しかし気になった。
・1年たつと、仕事中にその軽めのホットフラッシュのような症状が続くようになり、集中力が途切れるように。外部環境にかかわらず身体の中がいきなりほてるのはけっこうしんどかったので受診⇒早期発覚。4
(アラフォー男性)
・シコリに気付く。痛みがなく、さわるとクリクリ動くシコリであったが、3年放置。
・だんだんと右胸下側にウズラの卵のピンクの盛り上がりを確認。盛り上がりが固くなるにつれて痛みが伴う。痛くて夜も眠れなくなった時点で受診⇒発覚。受診する直前まで100%悪性ではないと自信があったという。5
(32歳女性)
・右肩に激痛を感じる。重たい物が持てるか不安になるほどの激痛だった。その半日後には痛みが肩から右乳房の上まで広がっていた。
・数週間後、肩の痛みはなくなったものの、右乳房の痛みは継続。触ると硬くコリコリしたものを見つける。6
(元看護士女性)
・1年ほど前からずっと体調が悪く、月の3分の1は発熱と腹痛があった。時々外にも出れないぐらいの下痢もあった。おかしいと思い、大腸、胃、肝臓などの臓器を調べたが異常なしだった。
・半年ほど前から普通に歩いているだけで、垂れさがっている右手が痺れるというか、変な感覚があった。今思えば脇のリンパ節への転移があり血流が悪かったのかもと思う。
・問題なのは、初期症状で体調が悪くても、原因の場所を特定するのが困難なこと。初期症状はピンポイントが痛んだり直接知らせてくれることが少ないため、発見が遅れる原因でもあることを旨趣している。7
(33歳看護士女性)
・触ると確かに硬いかな?というレベルの、幅5cmぐらいのしこりを右胸に見つける。可動性があると聞かれたらあるような、弾力があるかと聞かれたらあるような、という曖昧な感じ。梅干しの種やクルミの種のような硬さはない。
・えくぼなし、乳頭からの分泌液もなし、授乳歴あり、家族乳がん歴なし。初潮は11歳。
・しこりがズキンズキンと痛む。
・しこり発見から一か月後、しこりの輪郭の半分ぐらいが分かるようになる⇒受診で若年性乳がんが発覚。
乳がんの特徴的な前兆(痛みを伴わない)などのネット情報を信じすぎたこと後悔している。8
子宮体がん
(29歳女性)
・生理が始まった中学生ころからずっと生理不順だった。28歳ごろ、少量の不正出血がある。⇒数か月後に受診するも異常なし。
・一年後、生理の量がいきなり増える。大きな血の塊が出る。そして初めて吐き気がある生理痛。それから生理が来るたびに大量の出血。貧血と吐き気が続き、ある日救急車で運ばれる。⇒発覚。9
(40代女性)
・発覚の1年ほど前にセックス後の大量出血があった。
・生理が終わったのにすぐにまた来る。しかし短期間で終わるようなことが何度かあった。これはのちに不正出血だと知るが、生理の延長だと思っており、不正出血である自覚がなかったことが発覚が遅れた原因にもなったと分析されている。
・身体的特徴としては、未出産と、規則正しいが短い生理周期を挙げておられる。10
子宮頸がん
(42歳女性)
・尋常ではない量のオリモノが出るようになる。すごく緩くて、黄色がかったものであった。11
(20代女性)
・セックスの際に毎回出血した。おりものの量も増え、発覚直前にはおしっこのような量が出ていた。臭いも強くなっていた。体力も減って身体がだるかった。トイレで大量出血したことをきっかけに受診⇒発覚。12
(病院嫌いな女性)
・異変は生理から。初日から2,3日、夜ナプキンが必要なほどの大量出血が1年ほど続く。おりものは明らかに黄色っぽくなっていたが臭いはなし。
・めったに風邪をひかなかったが、大きな風邪を2回ひいた。2回目の風邪がよくなったとたん、強烈な便秘になった。便意はあるのに出なかった。⇒受診で発覚。
・水っぽいおりものは臭わなくても必ず検査するべきです!13
(38歳女性)
※この方は発覚の10年前から症状を細かく記録され、10年間病気を疑い、何度も子宮頸がんの検査を受けられています。
10年前: 大量のおりもの。生理予定の2,3日前になると1、2滴垂れる程度の不正出血。基礎体温がバラバラ。低体温。無排卵の傾向もあった。
8年前: 相変わらず不正出血あり。時折性交後にも出血あり。何度も受診するが異常なし。
4年前: 今までのような、うすいオレンジの液体が2,3滴垂れる不正出血が変化する。これまでは薄い色の出血が水に混じっていたが、このころから水に混じらず、ポトンとそのまま落ちていくような出血であった。
1年前: トイレではなく、不意の不正出血。血の塊が出た。だがその後サプリを飲むことで不正出血がなくなる。
7か月前: 運動中や運動後に不正出血の再開。歯軋りが多くなる。ストレスのせいだと思う。
5か月前: ここから発覚まで、不正出血は毎日止まることなく、だんだんと量が増えていく。
2か月前: 手足が異様に冷たい。唇の色が白い。時々クラっとする(貧血)。
1か月前: 寝てる間の大量出血。
発覚直前は、ナプキンがびちゃびちゃになるほどの不意の出血が時々あった。14
(30代女性)
・飛び散る程の量のオリモノが出るようになった。すごく緩くて、色は黄色みがかった感じのオリモノ。経験したことのない尋常ではない量であったことから婦人科を受診→笑って流される。
・約三か月後に生理不順、鮮血。15
卵巣がん
(卵巣がん&子宮体癌・女性)
・うつ伏せの状態から起き上がる時に下腹部に痛みがあった。
・生活を変えていないのに体重が増え、下腹が出始めた。生理は順調、不正出血なし。
・謎の腹痛。生理が終わって約2週間後に不正出血。その2,3日後に急激な膀胱痛。しかし排尿時に痛みはなし。右の卵巣付近が拳大の大きさに腫れていた。
・おりものの変化。水っぽく、臭いのきついおりものが出る。
・毎日だるい、頭が痛いなど風邪の初期症状のような状態が続く。微熱もあり。
・不正出血から一か月後受診した時にはすでに妊婦さんに間違われるほどに膨れていた(卵巣腫瘍)。16
(42歳女性)
・疲れが取れず、毎日だるい。座り仕事だったので腰痛もひどくなった。ある日、左下腹部と右肩が痛く、トイレも近くなったと感じる。⇒受診するも原因不明。
・約半年後、相変わらず疲れが取れず。貧血がひどく、PCを見ると目がチカチカする。仰向けになると左下腹部にしこりを感じる(便秘気味であったのでうんちだと思っていた)。
・お腹の激痛で目覚める。左下腹部の痛みで息もできないほどの痛みだった⇒受診で発覚。17
(33歳女性)
・尿漏れのような症状がちょこちょこ出る⇒受診するも異常なし。
・約2か月後、おしっこの具合がやっぱりおかしいと思い、再度受診⇒膀胱炎と診断。
・膀胱炎の薬を飲んでもよくならず、生理痛のような痛みが常にある。尿漏れもなおらず、食欲も低下⇒再再度受診、原因不明。
・不正出血⇒4度目の受診で発覚。18
(37歳、医師の女性)
・症状はお腹の張りと食欲不振。お腹の張りには、もともと便秘気味だったことと産後だったことで気にしていなかった。食欲不振についてはおかしいと思い、極端に食欲がなくなった2日後に受診⇒発覚。19
(40代後半女性)
・うつぶせで昼寝をしていると下腹部にしこりのようなものがあるのに気づき、仰向けになるとぽこっと小さなふくらみを発見する。
・中年太りだと思い、よく動くようにしていたが、ふくらみは大きくなるばかりで微熱が続くようになった。20
(36歳女性)
*発覚の一年前から二人目が授からず初期の流産を繰り返していた。
・生理痛はずっと酷かった。酷い時は鎮痛剤を3時間おきに服用していたが、初潮からずっとだったので気にしたことがなかった。
・3歳になる息子がお腹の上にポコんと座ったら、何だかお腹の中が腫れている感じがした→通院で発覚。21
卵管がん
(不妊治療中に発覚の女性)
・生理中に突然腹痛。受診するも、卵巣が腫れているとの診断。1年後、また突然の腹痛。⇒受診で右側卵巣に不明な嚢腫が見つかり、手術。22
(37歳女性)
・子供のころから右の乳首にしこりがあり、何度か受診したが成長過程だから大丈夫だと言われてきた。
・自分で鏡で見る分には変わりなかったが、子供に下からみると形がおかしいといわれる。そこから下のほうに一本の線を確認。23
(38歳・不妊治療中に発覚の女性)
・体調がどーんと悪くなり、そこから約半月後にはめまいと倦怠感で立っていられなくなった。痛くはないが疲れて疲れて仕方がなかった。
・基礎体温の乱れ。生理がはじまっても体温が下がらず、むしろ高くなる。
・便秘、食欲不振。
・お腹が膨らむ(ブログに写真あり)⇒便秘か、ついに妊娠したかと思っていたそう。その後、膨らみが硬くなり受診して発覚。24
外陰がん
(30代半ば女性)
・いつからだろう?お股が痒かった。昼間は掻けない分、夜になると掻きむしってしまう。掻きすぎて血が出ることもあった。
・2019年夏:外陰部に小さなできものを発見。当時はまだ痛くなかった。数か月放置した後受診→一か月様子見のあと大学病院を紹介され発覚。25
(47歳女性)
・陰部が3~4年前から痒かった。痒かったり掻き壊して痛かったりな状況が続き、市販薬でよくなったりならなかったりを繰り返す。
・2019年12月:陰部にデキモノが出現→受診でヘルペスと診断。
・一か月たってもよくならず、再度受診で発覚。26
※随時更新