ビーガンレポートNo.1:ハンガリー料理【ブダペスト】
ハンガリーの代表的な食べ物といえば!?
そう、グヤーシュですよね。みためが茶色っぽいカレーのようなスープ。牛肉や玉ねぎなどを使った煮込み料理です。ハンガリーに行ったことのある方は一度は食べたんじゃないでしょうか?こういう感じの。
(英語ウィキペディアより)
でもでもね。お肉を食べる人にしか縁がないグヤーシュ。お肉を食べない人用のグラーシュはないのかな?
さすがハンガリーの首都、ブダペストにはベジタリアンどころか、ビーガンの人までグヤージュが食べれちゃうレストランがあったんです!しかもびっくりのクオリティーだったので、ビーガンの方はブダペストに訪れたらぜひ!2回行ってもいいぐらいです!
場所はここ。ブダペスト中央駅から徒歩で約10分で行けます。
2017年8月のある日。私は3人のドイツ人と一緒にブダペストにいました。(うち2人はビーガン)
道の向かい側はこんな風景。
歩いていると突然小さくて可愛い入口が登場します。不思議の国に入る門みたいな。ホントに不思議の国ですよ、一歩入れば肉も魚もタマゴも乳製品すらも、この中には一切ないんです。ないのにおいしい料理が出てくるレストランなんです。このこだわり、すごいでしょう?ビーガン天国!なかなかないです!ビーガンじゃなくてもいい経験ができるかも!
ちなみに階段をおりるとレストランがあります。
メニューや内観、料理の写真はお店のホームページに載っていますので、事前に見て決めておくのもいいかも?一番高いものでも700円ぐらいです。ページの一番下に貼っておきますね。
食事が運ばれてきました~。おいしそう!全部いっぺんに来ました。サービスはとても良く、フレンドリーです。英語も大丈夫。
これこれ!!ビーガンのグヤーシュだよ~!!これが見せたかったの!
”SEITAN STEW WITH NOKEDLI DUMPLINGS” 1690フォリント(約700円)
肉も乳製品も何も入ってないのにおいしかった!ソースどうやって作ったのかな~?トマトソース、ニンニク、、、それ以上になにか入ってる。ビーガン歴10年以上の友だちが、この味の作り方はわからないと言っていました。
グヤーシュグヤージュとさわいだあとに今さらですが、実はこっちの方が個人的にはおいしかったです。隠れ神メニュー。
”BARBECUE SEITAN PLATE” 1690フォリント。
何にびっくりしたかって、この手前の茶色いのがステーキの味そのものなんです!!私はお肉を食べなくなって4年ぐらいたちますが、ここまでステーキに似せた味には初めて出会いました。毎日食べたい衝動にかられた。ブダペストにもう1日滞在していれば、間違いなく2回食べに来ていました。1回しか食べれなくて残念だったけど幸せでした。行く人はぜひメモってね!バーベキュープレートですよ!!
デザートはこれ。ビーガンには価値ある一品です。
”LAYERED PANCAKE” 590フォリント(約250円)
個人的にビーガンでつらいなあと思うのはケーキや甘いお菓子類がほとんど食べれないこと。それは卵、牛乳、バターが入っているからです。それら抜くと、パサパサになって固めになるし、味もかなり変わります。でもこのケーキはしっとりしていた!ビーガンチョコレートも普通のチョコレートよりかなり苦いのですが、これは甘かった!そしてかなり作るのに時間かかっただろうなと思うような丁寧さ。もっと払ってもいいと思ったぐらいです。ほんとに価値あります。ただ信じがたいほどおなかいっぱいになるので一人では食べないほうがいいかも。
あと、ビーガンレストランに来てよく不思議に思うこと。ビーガンって日本好きが多いんですよね。なんでかな?日本というより、精進料理がある仏教が好きなのかな?でもね、天武天皇はビーガンの間では有名だったりしますよ。この建物は決して日本風ではないのですが、従業員が日本好きなのか、机の上には折り鶴。敷物も日本風です。しかもはしっこには座布団が飾りとしておかれてました。椅子にはないのに!!
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私はビーガンではありません。過去に3か月ほどやってみたけど挫折しました。ちなみに私の食への考えは今後も変化していくと思いますが、今はお肉だけを食べないぺスクタリアンというカテゴリーに属します。ベジタリアンとの違いは魚を食べることです。
ドイツではベジタリアンが10%を超え、もはやどこでも見かけるようになりました。学生食堂でもベジタリアンの日替わりメニューを見るのは、若いベジタリアンも増えているのでしょう。今やどんな小さいレストランでもベジタリアン料理が存在します。マクドナルドさえベジタリアンバーガーを販売しています。なのでベジタリアンは選択肢は少ないものの、外出しても比較的食を見つけやすい。
でもビーガンの人は。彼らはドイツ全体でも約1%、マイノリティです。それでも以前よりは増えていて、最近はビーガンカフェやビーガン料理を置くレストランも出て来ています。しかしまだ圧倒的に少ない。選択肢がないことも多い。旅行時に苦労しているビーガンもきっと多いはずです。でも探せばとてもおいしく食べられるところは数多く存在します。
欧州に比べ、さらにマイノリティーであろう日本のビーガンの方へ向けてちょくちょく情報を発信できたらなと思っています。
そしてビーガン以外の方でも、どんな感じなのかな?おいしいのかな?といくらか興味を持ってもらえたりした日にはもう、飛び上がっちゃうよー!
お店のホームページはこちら!
ビーガンレポートNo.2:西洋料理【ウィーン】