ロシア・ウクライナ戦争【ドイツ語実践練習A1】
ロシア・ウクライナ戦争の一連の流れをドイツ語(レベル別)で表現する実践練習です。
戦争までのいきさつ(B1)↓
戦争が始まってからのウクライナの人々(A2)↓
そして今回は「ベラルーシって何やってるの?」をテーマにし、A1の文法を使って文を書いてみます。
A1とは、ひたすら文法の規則を暗記する段階ですよね。たとえば動詞の人称変化、格変化、冠詞、代名詞、前置詞、、、ですね。
語彙や知識が少なすぎて、自分で文を書ける段階ではないと思っている人も多いかもしれません。
だけどA1でも覚えたばかりの文法や変化形を使って文を書く練習をするのはとても有意義な練習です。
自分でどんな文が作れるのかすらも想像がつかない・・という人も多いと思いますので、A1のドイツ語知識で書ける日本語を用意しました。
そのあとドイツ語の単語も出しますので、どの表現にどの単語を使うのか・・という組み合わせを自分で考えるところから始めましょう。
文を書く方法を順番に説明していきますが、できそうな人は日本語の段階から自分で作ってみてください。今持っている語彙と文法で何が表現できる?
今回はA1のドイツ語を使いますが、テーマは時事ニュースです。複雑なニュースをA1レベルで書くこと自体日本語でも簡単ではありません。
できる範囲でやってみたいと思います。
今回書きたい内容はだいたいこんな感じです↓
ルカシェンコ大統領とプーチン大統領は友達だ。
ルカシェンコはロシア側についている。
ルカシェンコはちょっと変だ。
ルカシェンコはテレビで戦争プランをしゃべったりしている。
ベラルーシの人々はルカシェンコが好きじゃない。
軍隊もルカシェンコの命令を聴かない。
だから軍隊はウクライナに行かない。
戦争はうまくいっていない。
プーチンはよく寝れてないはずだ。
プーチンはたくさん将軍を解雇して、ルカシェンコをモスクワに呼んでいる。
それでは今回使いそうな単語です。
冠詞がついている、または始めの文字が大文字であれば名詞、小文字であれば形容詞または副詞です。
・Russland
(ロシア)・Belarus / Weißrussland
(ベラルーシ)・die Ukraine
(ウクライナ)・der Krieg
(戦争)・der Plan
(計画)・der Freund / Freunde
(友達)・der Chef / Chefs
(ボス)・das Militär
(軍隊)・ein bisschen
(ちょっと)・vielleicht
(もしかしたら)・das Fernsehen
(テレビ)・komisch
(変)・wichtig
(大切な)・der Befehl
(命令)
次は動詞です。文を書くときは動詞のほうが、名詞や形容詞よりも優先して決められなければならない大事な品詞です。
このことはよく覚えておいてください。ドイツ語は動詞ファーストの言語です。
・sein
・helfen
・sprechen
・vergessen
・mögen
・hören
・sehen
・fahren
・laufen
・schlafen
・sagen
・brauchen
・rufen
・besuchen
動詞の意味は大丈夫でしょうか?
今紹介した動詞の形は原形といいます。原形は実践では人称変化をして使いますね。
そして人称変化には規則変化と不規則変化がありました。
この辺は大丈夫ですか?
不規則変化には主に3種類の変化形がありましたね。
自分で文をつくるのに文法は切っても切り離せません。きっちりと覚えましょう。
詳しくはこちらでもういちど復習を。
それでは先ほどの動詞を実践で使うために三人称単数の人称変化させてみましょう。
規則変化と不規則変化に気を付けて!
・sein→ist
・helfen→hilft
・sprechen→spricht
・vergessen→vergisst
・mögen→mag
・hören→hört
・sehen→sieht
・fahren→fährt
・laufen→läuft
・schlafen→schläft
・sagen→sagt
・brauchen→braucht
・rufen→ruft
・besuchen→besucht
それでは次。
先ほどの日本語の文にふさわしそうな動詞を選んで入れてみましょう。
文を作るときは、動詞を決めることが先決です。主語でも目的語でもありません。
私はこのように動詞を使うことにします↓
ルカシェンコ大統領とプーチン大統領は友達だ。
⇒seinルカシェンコはロシア側についている。
⇒helfen Dルカシェンコはテレビで戦争プランをしゃべったりしている。
⇒sprechen über Aベラルーシの人々はルカシェンコが好きじゃない。
⇒nicht mögen A軍隊もルカシェンコの命令を聴かない。
⇒hören auf Aだから軍隊はウクライナに行かない。
⇒nicht fahren戦争はうまくいっていない。
⇒laufenプーチンはよく寝れてないはずだ。
⇒schlafenプーチンはたくさん将軍を解雇して、ルカシェンコをモスクワに呼んでいる。
⇒sagen, nicht brauchen A, rufen A, besuchen A
動詞の選び方が分からない。。と言う人は日本語の動詞にまず線をひいてみましょう。そして日本語から、ドイツ語の動詞をえらんでみてもいいかもしれません。
私の書く日本語は意訳ですので、想像がしにくいかもしれません。が、自然な日本語からどのようなドイツ語に書き換えられるかと考えることは言語学習の鍵でもあります。
想像が難しいという方は私の書いたドイツ語動詞を参考にして文をつくってみましょう。
まず一つずつ文を書いてみましょう。
まず主語、そして動詞は2番目に。人称変化の変化形を正しくすることを心がけましょう。
こんな感じはどうでしょう↓
ルカシェンコ大統領とプーチン大統領は友達だ。
⇒Lukaschenko in Belarus und Putin in Russland sind Freunde.
ルカシェンコはロシア側についている。
⇒Lukaschenko hilft Russland beim Krieg.
ルカシェンコはテレビで戦争プランをしゃべったりしている。
⇒Lukaschenko spricht im Fernsehen über den Kriegsplan.
ベラルーシの人々はルカシェンコが好きじゃない。
⇒Viele Leute in Belarus mögen Lukaschenko nicht.
軍隊もルカシェンコの命令を聴かない。
⇒Das Militär in Belarus hört seinen Befehl nicht.
だから軍隊はウクライナに行かない。
⇒Das Militär in Belarus fährt nicht in die Ukraine.
戦争はうまくいっていない。
⇒Der Krieg läuft nicht gut.
プーチンはよく寝れてないはずだ。
⇒Putin schläft bestimmt nicht gut.
プーチンはたくさん将軍を解雇して、ルカシェンコをモスクワに呼んでいる。
⇒Putin sagt mehreren Chefs im Militär, “Ich brauche euch nicht mehr.” Lukaschenko besucht Putin in Moskau.
それでは少し手を加えて、意味がとおるドイツ語らしい文にしてみたいと思います。
Lukaschenko in Belarus und Putin in Russland sind Freunde. Deshalb hilft Lukaschenko Russland beim Krieg.
Lukaschenko ist ein bisschen komisch. Er spricht zum Beispiel im Fernsehen über den Kriegsplan. (Vielleicht vergisst er, dass der Plan geheim ist?)
Viele Leute in Belarus mögen Lukaschenko nicht. Das Militär in Belarus hört auch auf seinen Befehl nicht. Das Militär in Belarus fährt deshalb nicht in die Ukraine.
Der Krieg läuft nicht gut. Ich denke, er schläft bestimmt nicht gut, denn Putin sagt mehreren Chefs im Militär “Ich brauche euch nicht mehr!”
Danach ruft er Lukaschenko und er besucht ihn in Moskau.
動画ではこの内容をさらにかみ砕いて、一つ一つ文の作り方、日本語からドイツ語へのなおし方などを解説しています。
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