家族・婚姻関係の形容詞・Familienstand【ドイツ語表現】
このページでは
独身
既婚
離婚した
夫・妻を亡くした
などの、履歴書やオフィシャルな書類で書くたぐいの形容詞や、
オフィシャルではなく、一般的にも使える
パートナーがいる
婚約中
シングルマザー/ファザー
子持ち、子持ちじゃない
などといった婚姻関係、家族関係を表す単語を勉強します。
様々な言い方があるのですが、今回は文法を考えなくていいよう、形容詞のみを紹介します。
形容詞を使うと
Ich bin….
Er ist….
Wir sind….
といったこちらの文法1(↓)の知識のみですぐに言えるため、単語を知っていればいいだけ!
教科書に載ってない単語もたくさん紹介しましょう。
それではいってみましょう。
まず履歴書や書類に
Familienstand(家族関係)
の欄があるとき、なんと書けばいいのか。
これは、教科書BegegnungenのA2の中にのっている履歴書の写真例です。
こちらのFamilienstandのところにはverheiratetと書いてありますね。
この欄に書く内容は4択です。
ledig(独身)
verheiratet(既婚)
geschieden(離婚済み)
verwitwet(夫・妻を亡くした)
どれかに必ずあてはまりますね。
先ほどの履歴書の男性はverheiratetと書いていましたので「既婚」という意味です。
Familienstandの欄に記入するときは、最初の文字は小文字で書いてください。
オフィシャルな書類で形容詞を書く場合は最初から小文字と決まっています。ドイツ語の正書法です。
これらは書類だけでなく、日常で使っても全然かまいません。
Ich bin ledig.
Ich bin verheiratet.
Ich bin geschieden.
Ich bin verwitwet.
形容詞なので、男性女性関係なくどちらも使えます。
それでは他の表現も。
「婚約中」は
verlobt
といいます。
Ich bin verlobt.
また、「交際中」は
vergeben
といいます。
Ich bin vergeben.
婚約も結婚もしていないが、つきあっている状態ですね。パートナーがいる。
この表現は非常によく使われています。
なぜかというとどんな恋愛関係にも使えるからです。
異性愛にとどまらず、同性愛とか1対1に限らないとかいろいろな恋愛の形がありますよね。
使いやすい表現だと思います。
また、「離婚した」はgeschiedenですが、結婚に至らず別れた場合はどうなんでしょうか。
getrennt
を使います。
Ich bin getrennt.
この表現は誰でも使うことができます。
日本語の「別れている」なので、離婚の意味で使うことも可能。
しかし、「別れた」と過去の形が言いたい場合は形容詞ではなく、動詞をつかいます。
一般的には
Ich habe mich von ihm getrennt.
=彼と別れた(私が振った)
と言うことが多いでしょうか。
しかし、簡単に言うにはIch bin getrennt.でしっかりと伝わります。
また、ledigの外来語もあります。
Ich bin single.
これは日常ではledigよりもよく使う気がります。
日本でも独身のことをシングルだよ、的な言い方することあるんでしょうか。
あるような気がしますね。
また、シングルマザー・シングルファザーも形容詞で一言で言えます。
alleinerziehend
ちょっと長いですが
allein erziehend
と、分けて発音してください。
Ich bin alleinerziehend.
男女どちらでも使えます。
また、「子持ち」は
Ich habe ein Kind.
Ich habe Kinder.
と言いますが、「子なし」の場合は
kinderlos
という形容詞があります。
Ich bin kinderlos.
気を付けてね、これは「子供を産めない人」とか「子供を失った人」という意味ではありません。
ただの「子供が今いない状態の人」という意味です。
子供がいない理由は何も説明していません。
余談ですが、最近はパッチワークファミリーという言葉もよく聞くようになりました。
離婚や再婚で、様々な形で家族が一緒に住む、というファミリーです。
例えばそれぞれ初婚での子供たちが再婚により一緒に暮らすことになったり、離婚後に子供がそれぞれの親が新しく作ったファミリーに1週間ずつ交代で住むとか、様々な形があります。
このような家族をドイツ語では
Sie leben in einer Patchwork-Familie.
と言います。外来語ですね。
形容詞ではないですが、よく聞くので参考までにどうぞ。
また男性の同性愛者、「ゲイ」のドイツ語は
schwul
と言います。
Ich bin schwul.
これは口語ですが、日常ではよく使われます。
女性の同性愛者「レズビアン」のドイツ語は割かしそのまま。
Ich bin lesbisch.
覚えやすいです。
恋愛対象や性などはまだまだ種類があり、この方面についてはドイツ語は日本語よりも言語や表現が発達していると思います。
つまりドイツ語のほうが多い。
でも私もまだ旗の色の意味を全部言えないですし、そもそもテーマの勉強不足なのでこれ以上詳しいことはまたの機会にしたいと思います。
今日紹介した形容詞はこちら。
復習に翻訳してみてね!
ledig
verheiratet
geschieden
verwitwet
——————
verlobt
vergeben
getrennt
single
alleinerziehend
kinderlos
kinderreich
schwul
lesbisch
動画解説↓
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