ドイツ語文法1】人称代名詞とsein動詞


第一回目は人称代名詞とsein動詞について。これだけですでに簡単な文が作れるようになります! 

聴きながら勉強したい方は動画もあります。


人称代名詞 
ドイツ語の人称代名詞は全部で6種類です。 

 単数形複数形
一人称ich wir
二人称duihr
三人称er/sie/essie/Sie


ich = わたしは(一人称単数)

du = あなたは(二人称単数)

er/sie/es =彼は 彼女は それは(三人称単数)

wir = 私たちは(一人称複数)

ihr = あなたたちは(二人称複数)

sie/Sie = 彼らは(三人称複数) 

※三人称複数の最初が大文字のSie「あなたは」は、意味的には二人称複数のduの丁寧な言い方(敬称)です。しかし文法的には三人称複数として機能します。詳しくは記事を下まで読むと理解できます。


sein動詞 

ドイツ語のsein動詞は、英語でいうbe動詞にあたる「~は~です。」という言葉です。 
“sein”は原形で、人称代名詞によってこのような変化をします。

 人称代名詞sein動詞
一人称単数ichbin
二人称単数dubist
三人称単数er, sie, esist
一人称複数wirsind
二人称複数ihrseid
三人称複数sie, Siesind

・sein動詞の例文「〇〇は~です。」

Ich bin Nana.(私はナナです。)

Du bist Student.(あなたは学生です。)

Er ist nett.(彼は親切です。)

Sie ist müde.(彼女は疲れています。)

Es ist kalt.(寒いです。)

Wir sind Freunde.(私たちは友達です。)

Ihr seid lieb.(あなたたちは優しいです。)

Sie sind Lehrer.(彼らは教師です。)

 

3種類の“sie”とその見分け方

たった6種類しかない人称代名詞の中になぜ“sie”という同じ単語が3つもあるのか?これは考えても分かりません。 初めての学習者にとっては開始早々混乱しそうですよね。3つの“sie”の意味をもう一度確認しましょう。

1.“Sie sind” 二人称単数=あなた(丁寧な表現) 
2.“sie ist” 三人称単数=彼女 
3.“sie sind” 三人称複数=彼ら

見分け方1:sein動詞を見る。 
文の中に“sie”が出てきたらまずsein動詞を探しましょう。“sie ist”になっていれば「彼女」です。“sie sind”になっていれば残りの2択。次の見分け方で判断します。

例)Sie ist nett. = 彼女は親切です。 
Sie sind nett. = 彼らは親切です/あなたは親切です。(どっち?)

見分け方2:“sie”の最初が大文字か小文字かで判断。 
二人称単数の丁寧な「あなた」だけ、文のどこに出てきても“Sie”の最初の“S”が大文字です。“Sie sind”「あなたは」になっているのか“sie sind”「彼らは」なのかで判断しましょう。

例)Sind sie heute zur Uni gegangen? = 彼らは今日大学に行きましたか? 
Sind Sie heute zur Uni gegangen?  = あなたは今日大学に行きましたか?


しかし、「彼らは」も最初が大文字になることがあります。それは文の最初に来た時。ドイツ語の文の最初の文字は常に大文字です。そうなるとこの2つは区別できません。

例)Sie sind heute zur Uni gegangen. = あなた/彼らは今日大学に行きました。(どっち?)

見分け方3:単数形か複数形かで判断。 
sein動詞でも文字の最初でも見分けられなかった場合は、述語の単語が単数形か複数形かで判断します。「あなた」は単数、「彼ら」は複数なので区別がつきます。

例)Sind Sie Student? = あなたは学生ですか? 
Sind Sie Studenten? = 彼らは学生ですか?

見分け方4:最終手段。前後のテキストから判断。 
3つの見分け方を実践しても決着がつかないこともあります。それは述語である単語の単数形と複数形が同じ形であるとき!

例)Sie sind Lehrer. =彼らは教師です/あなたは教師です。(どっち?)

この場合はもう仕方がありません。前後の文からどちらかを導き出しましょう。 この見分け方はあくまで文を読むときに判断するもので、会話のときは心配いりません。sein動詞さえしっかり覚えていれば“sie”の理解はとても容易です。 

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