雪と氷にまつわる基礎的な表現【ドイツ語表現】


雪が降る

雪が積もる

雪だるまを作る

雪合戦をする

スキーに行く

雪かきをする

これらの表現はドイツ語でなんていうんでしょう?

ここでは雪や氷にまつわるドイツ語の基礎的な表現を学びます。

 

雪・氷についてまとめた単語はこちら↓

【ドイツ語単語】冬・雪・氷 “der Winter”

今回はこれらの単語の使い方を練習します。

 

☆☆

まず「雪が降る」の言い方。

雪はder Schnee.

雪や雨は数えられないので単数形のみです。

日本語から直訳すると

Der Schnee fällt.

=雪が降る

Der Schnee ist gefallen.

=雪が降った

(注意!複数形じゃないよ、単数形だよ!)

このfallen(降る・落ちる)を使った表現も正しいです。ニュースなどではよく聴くと思います。

たとえばこんな感じでいう。↓

Heute Nacht sind 50 cm Neuschnee gefallen.

=昨夜は50センチの新雪が降った。

しかしこの表現は日常会話では誰も使わない。

 

「今日は雪が降るらしい」とか「雪が降ってる!」とか「昨日いっぱい雪が降ったね」的な日常会話には

動詞:schneien

の一択です。規則動詞です。

使い方は

Es schneit.(雪が降る。)

 

「雪が降っている」なら

Es schneit gerade.

 

「雪が降った」は

Es hat geschneit.

 

「雪が降りそう」は

Es wird schneien.

 

*現在・過去・未来を自由に操りたかったらドイツ語の時制を学ぶべし。

*schneienのような動詞は他にもたくさんあります。特に天気の表現の動詞の使い方で。これも必見。

 

☆☆

次。雨と違って、雪はたくさん降ったら積もります。

「雪が積もる」ってなんていうの?

Der Schnee liegt.

動詞liegenを使います。

 

でも実践ではちょっとこの使い方はややこしい。

この感覚の違いを文法的には説明しにくい。

 

たとえば

「いっぱい雪が積もっている」は

Es liegt viel Schnee.

 

「まだ雪が積もっている」は

Der Schnee liegt noch.

Es liegt noch Schnee.

 

「長いこと雪が積もっていた」は

Der Schnee ist lange liegen geblieben.

× Der Schnee hat lange gelegen. ←変!文法はあってるけど誰も言わへん。

 

「明日もまだ雪が積もっているだろう」は

Der Schnee wird auch morgen noch liegen.

Der Schnee wird auch morgen noch liegen bleiben.

どっちでもよし。

*bleibenがいきなり出て来ることについては、ここでは行き過ぎなので説明しません。詳しく知りたい方はbleibenという動詞の機能について勉強してください。

 

「雪が積もる」の冠詞はちょっと変です。

前に非認証のesが来た場合、定冠詞はつきません。しかし主語のSchneeから始める場合は、定冠詞がつきます。

〇 Der Schnee liegt noch.

× Schnee liegt noch.

—–

〇 Es liegt Schnee.

× Es liegt der Schnee.

しかし意味は全く同じ。

 

☆☆

次。

「雪だるまを作る」

雪だるまのドイツ語は

der Schneemann / die Schneemänner

 

雪だるまを作るは

einen Schneemann bauen

動詞はbauenを使います。machenではありません。

 

Die Kinder bauen gerade einen Schneemann.

=子供たちが今雪だるまを作っている。

 

Jemand hat dort einen Schneemann gebaut.

=誰かがあそこで雪だるま作ったんだね。

 

Komm, wir bauen einen Schneemann!

=一緒に雪だるま作ろう!

 

雪だるまは必ず冠詞がいるので、単数か複数か、定冠詞か不定冠詞かはその時の状況によって違いますよ~。

 

☆☆

次。

「雪かきをする」

北海道や東北の方にはなじみ深いかもしれませんが、私は今だ経験したことなし。

家の前の道路の雪をスコップとかで寄せるのは

Schnee schaufeln

と言います。

 

そして道路など少し大きな範囲でちょっとした機械なども使ってする雪かきは

Schnee räumen

ちなみに除雪車はder Schneepflugといいます。

 

Ich muss morgen Schnee schaufeln.

Ich muss morgen Schnee räumen.

=明日雪かきしなきゃ・・・。

 

Der Schneepflug räumt die Straße.

=除雪車が道路を除雪する。

 

ちなみに道路に塩をまく車はDas Streufahrzeugといいます。

Das Streufahrzeug streut Salz auf die Straße.

=塩まき自動車が道路に塩をまく。

 

☆☆

「雪合戦をする」

雪合戦のドイツ語は

die Schneeballschlacht

です。die Schlachtは戦闘や試合という意味で、歴史などにもよく出てきますね。

たとえば「関ケ原の戦い」ドイツ語はたぶんDie Schlacht von Sekigaharaと訳す人が多いでしょう。

 

動詞をつけると

eine Schneeballschlacht machen

になります。

 

ちなみに雪の塊はder Schneeballといいます。もし雪の塊を投げると言いたかったら

Schneebälle werfen

と言ってもかまいません。

 

Kinder machen lieber eine Schneeballschlacht als im Schnee spazieren gehen.

=子供は雪の中散歩にいくより、雪合戦の方が好きなものだ。

 

Wollen wir einen Schneemann bauen, oder lieber einen Schneeballschlacht machen?

=雪だるま作る?それとも雪合戦のほうがしたい?

 

☆☆

「スキーする」「スノーボードする」「スケートする」「そり滑りする」のドイツ語を一気に。これは連語です。

Ski fahren

Snowboard fahren

Schlittschuh laufen/fahren

Schlitten fahren

 

der Ski(Skier)はスキー板という意味です。スキー板ですべる、ということでSki fahren(スキーをする)

他の単語も同じ考えです。

das Snowboard =スノーボード板

die Schlittschuhe=スケート靴

der Schlitten=そり

ちなみにそりですべることはrodelnと言ってもかまいません。(Wir rodeln.)

 

Ich fahre Ski.

=スキーをする。

 

Ich fahre Snowboard.

=スノーボードをする。

 

Ich fahre gerne Schlittschuh.

=スケートをするのが好きだ。

 

しかし「スキーに行く」というときはこのほかにgehenを付けなければなりません。

Ich gehe Ski fahren.

=スキーに行く。

 

Ich bin Ski fahren gegangen.

=スキーに行った。

 

Ich bin dieses Jahr noch nicht Ski fahren gegangen.

=今年まだスキーに行ってないなぁ。

 

Wollen wir Schlittschuh laufen gehen?

=スケート行かへん?

 

もし「スケートせぇへん?」やったらWollen wir Schlittschuh laufen?ですね。

微妙な違いだけど、gehenとfahrenやlaufenを一緒に使うってちょっと新鮮で楽しいと思いませんか♡

 

☆☆

まとめ。

それでは今日使ったおもな単語。上の説明を見返してこれらの単語で例文を作ってみてください!

冠詞をつけるかどうかも考えながらしてみてね!

・schneien

・liegen / Schnee

・Schneemann bauen

・Schneeballschlacht machen

・Schnee schaufeln / räumen

・Ski/Snowboard fahren

・Schlittschuh laufen/ fahren

・Schlitten fahren

・Schlitten fahren / rodeln

 

それではまた!

動画解説はこちら↓

毎年ちゃんと積もる雪。美しや。

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