ドイツ語の「虫が好かない」: nicht ausstehen können, nicht leiden können


「好きじゃない」のドイツ語といえば思い浮かぶ表現は何ですか?

この2つを思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。

mögen+四格

例)Ich mag es nicht.

一格+gefallen+三格

例)Es gefällt mir nicht.

 

それでは「全く好きじゃない」と強く否定するときは?

先ほどの文にüberhauptを使ってもいいかもしれませんね。

Ich mag es überhaupt nicht.

Es gefällt mir überhaupt nicht.

 

しかし、日本語でも「気にいらない」「無理」「受け付けない」「嫌悪感がある」「虫が好かない」のようにいろいろな好きじゃないを表現する言葉があります。

ドイツ語でもmögenとgefallenだけではありません。

Das ist nicht mein Ding.

Ich stehe nicht auf A.

Ich bin kein Freund von D.

Das ist nicht meins.

などのさまざまな表現があります。これらは主に口語で使われます。

 

ここではその中の強い拒否感を表す2つの表現を紹介します。

A nicht ausstehen können

A nicht leiden können

こちらの表現もおもに口語で使われます。

たとえば

Ich kann den Politiker nicht ausstehen.

Ich kann den Politiker nicht leiden.

=この政治家が無理。(受け入れられない)

どちらの文も特定の政治家にたいし強い嫌悪感を抱いている印象です。

 

ちなみにausstehenとleidenの2つの動詞はkönnen+否定形で使われることが多いですが、肯定形でも文法的には正しいです。

ただし、Ich kann den Politiker ausstehen.という表現は「大嫌い」の反対で「大好き」かというとそういう意味ではありません。

個人的には肯定の形はあまり使われているのを聴いたことがないので、今回は否定形のみの紹介でとどめておきます。

 

それではいくつか例文を見てみましょう。

下の例文はleidenでもausstehenでもどちらにも入れ替えられます。

Ich kann Kakerlaken nicht ausstehen.

=ゴキブリが無理。

 

Er kann den Humor des Spaßvogels nicht ausstehen.

=このお笑い芸人のユーモアが受け付けない。

 

Sie kann ihre Schwiegermutter nicht leiden.

=彼女は義理の母が大嫌いだ。

 

Warum können Menschen manche Menschen nicht leiden?

=なんで人はかなりの人を毛嫌いするんだろ?

 

Ich kann Leute, die rauchen, nicht ausstehen.

=私はタバコを吸う人が無理だ。

 

Ich kann Leute nicht leiden, die schnell ausrasten.

=私はすぐ逆上する人が大嫌いだ。

 

Deutsche und Holländer können sich nicht leiden, stimmt das?

=ドイツとオランダはお互い虫が好かない、それって本当?

 

Ich kann seine überhebliche Art ausstehen.

=あの人のうぬぼれた感じがめっちゃ嫌なんやけど。

 

Ich kann die Regeln in japanischen Schulen nicht ausstehen.

=日本の学校の規則が受け入れられない。

例でみたように、ほとんどは人が対象とされていますが、最後の文のように規則、または人の態度などが嫌だという時も使われます。

またお互いが嫌いみたいなときはいつものように再帰代名詞を使うこともできます。

動画解説はこちら↓

 

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